常にエンドロール

惜しみなくオタク

"俺の嫁"と出逢った夢女子の話

"俺の嫁"
俺の嫁(おれのよめ)とは主に男性が理想的な女性(架空のキャラクターを含む)に対して発する言葉で、主にアニメや漫画、テレビゲームなどのファンの間で、また商業の場においても用いられるようになっている。

(wikipedia より引用)

 

"俺の嫁"というワードを検索するとこういう意味だった。よく使われるようになったのは、私の記憶だとけいおん!あずにゃんが登場したくらいからだろうか。いや、でも涼宮ハルヒ長門も……あずにゃん俺の嫁長門俺の嫁ってフレーズはとにかくよく目にした。引用文にもある通り、大抵男性が使うものかと思いきや、女性も推しキャラに対して使う場合がある。

 


私はそれまで、好きになったキャラに対して、付き合いたい対象、つまり恋愛的な意味でしか好きになったことがありませんでした。要は夢小説中毒です(笑)それでも大抵なんでも受け入れてしまう性格なので、カップリング――つまり同人誌もいけた。無論好きなキャラが前でも後ろでも(笑)大丈夫だったので、どちらも楽しんでいました。
ところが腐り果てた友人(家が同人誌で埋まるんじゃないかってくらい凄かった)曰く

「私はキャラに対して恋愛感情はない。推しカプ二人を眺めてる無機物でいい」

というのです。
確かに眺めていたい気持ちはわかるけど、付き合いたいとは思わない!?と私はその言葉が信じられませんでした。前述したとおり、好きになったら即ドリームを探すくらいなので理解ができなかった。
つまるところ、「キャラ×自分」は無理、とのことです。その人にとって、好きなキャラは「嫁」。可愛がりたいけど、そういう対象じゃない。
そのとき私はイマイチしっくり来なくて、じゃあ私には「嫁」がいないんだなと思っていたのです。
勿論女性のオタク全員が「俺の嫁」をこういった意味で使用しているとは限りませんが、私はそう捉えていました。

 


そこで本題です。
大学を出て、社会人になって少ししてからのこと。新しく始まるアニメは、面白いと聞いたことのあるものと、面白そうと思ったものだけ録画をいつもしておくのですが、毎週ジャンプを買っている友人がずっと面白いと言っていたので、ジャンプだし見ておくか~というノリで録画予約をしました。それが「黒子のバスケ」です。

 

そう――結論からいうと、"俺の嫁"は黄瀬涼太です。

※黒バスを知っている前提で話を進めるのでご容赦ください。


ちょうど始まった時期は四月。けれど三週間程は溜まったまま見ていなくて、ようやく見始めたのは四月下旬でした。

OPで黄瀬くんの顔を見て、第一印象は「イケメン枠か。モテそうだな」でした。サブっぽいから出てくるの遅いんだろうなぁと思っていたら、即出てきた(笑)
あれですね、例の「黒子っち下さい」です。女子に囲まれた姿を見て、公式設定でもモデルなのかぁ……胸熱……とは思っていましたが、ここでは、まだ――……
が、"それ"は結構早い段階で訪れた。名言が出て、黒子にお断りされた後の「ひどっ><」を見た私。

――えっカワイイ

思えばこの時に私の中で「嫁枠」として確定していたのでしょう。可愛いキャラなんか……とギャップに弱めな私は一気に黄瀬くんが気になりだし、そのまま練習試合へ突入(溜まっていたのでここらへん一気に見ました)。
そして黄瀬くんの涙――そしてそして、事件になったエンドカードです。

黒バス4話エンドカード事件 (くろこをただだきかかえてるだけ)とは【ピクシブ百科事典】

見た瞬間、頭の上には???が並び、それと同時に爆発したんでしょうね。まず単行本を揃えなきゃ……そんな使命感に駆られ、本屋へ。しかしすでに売り切れ続出。あの時の爆発的な人気はすごかったと今でも思います。
なんとか色々な所でかき集め、全巻揃えました。

私、余程好きな漫画か、好きなキャラができないと原作は買わないと決めているのです。なのでこんな光の速さで集めたのは初めてでした。
で、同時にpixiv漁り。そう、エンドカード事件でランキングや新着が埋め尽くされていましたから、検索は容易でした。pixivで漁る、そして次に何をしたか。


そう、私はここで壁にぶち当たったのです。
最初に話した通り、好きなキャラが出来ると私はすぐにドリームを探します。勿論黄瀬くんですから、簡単に出てきましたよ。モデルですから。イケメンですから。
よーし読み漁るぞー!と気合いを入れて読んだ訳ですよ。

――しかし、あれ?と途中で違和感を覚えました。

色々な人の、色々な話を読みました。でもどんなに読んでも、萌えない。ときめかない。
女の子からモテるキャラクターで、ありきたりな話になってしまっているから?
しかしそれは絶対ありえないのです。というのも、私が好きになるキャラはそういう人が多いからです。テニスの跡部景吾を筆頭に、ハイキュー!だと及川徹などなど……。
ありきたりでも全然楽しめるんです。ならば、何故――

 

謎のモヤモヤを抱きながら、五月を迎え、スパコミに参戦しました。
メインジャンルは違えども、黒バスもちょっと覗いてみよう!と立ち寄りました。まだその時はアニメ化の影響を受ける前なので数サークルしかいませんでした。でもやはりまぁまぁ人がいる。そして私は数冊買いました。しかしここでも……私が……こんなあやふやな感情で買うなんて……と自分の中で動揺が生まれる。
同人も同じく、きちんと事前に調べ、好きなサークルさんしか買わないと決めていたからです。
まぁとりあえず数冊だし、興味本位でとその時は自分に言い聞かせていました。


アニメは進み、原作も読み進み、だんだんと他のキャラも知っていくにつれ、所謂"沼"にドボンと浸かりきったんですね。
友人と会えば黒バスの話しかしていなかったし、仕事でも上の空だけどどうしたの?とスパコミの翌日に言われた時は自分でも驚きました(笑)
前述した通り、大抵のものは受け入れられるので、黄瀬くんがいない作品もたくさん漁っていました。


そうして次に迎えたのは七月のオンリー。自分でヤバいと思いながらも、チェックの手は止まらなかった。

何でも受け入れられてしまう、推しカプが定まっていない、黄瀬くん無しでも楽しめる――つまり、全サークルが包囲網なのです。
調べきれないのは当たり前で、まずは自分がフォローしているサークルさんをチェックし、その後にフォローしていない所をチェック。
とはいっても使えるお金はある程度決めないとなので、厳選していきました。
そして作ったサークルチェックリストですよ。地図で購入予定のサークルさんに色をつけていくと、なんてこった\(^O^)/
散らばりすぎている!!(笑)参加するのも一人だし、スーツケースが嫌いだったので、バッグも手持ち。
しかし、沼に浸かりきったジャンルの初オンリーです。なんとかなる、いやする!!!という気合いで行きました。

結果、70冊近くいき、3万くらいだったかな?使いました。
というか途中で肩が悲鳴をあげたので切り上げた。まだ……オンリーは終わっていない……!!と頭の中で一人手塚国光劇場ですよ。
耐え抜いた肩と全身の疲労で家に帰ってからは暫く死んでいました(笑)
しかしチェックしていたものはほぼ全部買えたという達成感。こんなにもたくさん薄い本が読めるという昂揚感。

と、その中に、pixivでちょろっと見た程度だけど気になったカプ本がありました。勿論黄瀬くん絡みです。

その御本が、私の中で電撃が走るくらい神だったのです。

こんなにも心が震えるほど、涙が出てくるほどのホモ本と出会ったことがあっただろうか――
イマイチ推しカプが定まらないと思っていた私は、その本と出会ったことで、ついに推しカプが決まったのです。これからは今回みたく無節操に買うのは控えよう。推しカプ以外は本当に気になるものだけにしようと。

けれどこの時点ではまだ、黄瀬くんに対する自分の感情が何なのかはまだわかっていませんでした。


Q.推しカプが決まったのに?
A.今までも恋愛対象のキャラのカップリングの本は買っていたので、カプが定まったからといって、それは従来通りでした。

 

何故こんなにも好きで、かっこいいともかわいいとも思うのに、恋愛感情が生まれないんだろう。
今までにない感情は難航を極めました。

結論が出るのに、半年はかかったと思います(笑)


きっかけは黄瀬くんだけでなく、黒バスの他のキャラのドリームを読んでみようと漁った時でした。漁っていてアラ不思議。他の人のドリームはしっくり、本来ドリームを読んで幸せになる気持ちになれるのです。

そこでようやく、黄瀬くんが絡んだもので自分が萌えられているもの、楽しめているのが腐ったものであることがわかったのです。

一番の推しカプは勿論、他の黄瀬くんカップリングでも同様。

 

黄瀬くんは天使のようにカワイイ

黄瀬くんを愛でていたい

黄瀬くんを見ていたい

見ているだけでいい……

 

そこで友人の発言です。
『私はキャラに対して恋愛感情はない。推しカプ二人を眺めてる無機物でいい』


こ   れ   だ


私は黄瀬くんと付き合いたいんじゃないんだ。
黄瀬くんは私にとって"嫁"なんだ!!!
黄瀬くんは見てるだけでいい!!!
黄瀬くんの携帯になりたい!!!
推しカプがいる部屋の天井になりたい!!!(←腐り果てた友人の受け売り)


あまりにもしっくり来すぎて、モヤモヤの解放感、嫁を見つけられた喜びから、グッズは爆買いし、初めてpixivで活動を始めました。ずっとオタクだった私にまた新たな悦びを教えてくれたのはそう貴方黄瀬涼太。

黄瀬くんありがとう。私に"嫁"という感情を教えてくれて――……

 


……と、いうことを"俺の嫁"黄瀬涼太の誕生日に書きたかっただけの投稿でした(笑)

黄瀬くんお誕生日おめでとう~~~!!!